安全を必要とする女性と親子のおうちです
暴力や貧困などの理由で、家が安全でないとき。家から離れて、ひとりで、あるいはこどもを連れて再出発したいとき。一歩踏み出そうと決めても、お金や仕事がなければ部屋を借りられません。仕事をしようにも、住むところがなければ働き先を見つけることができません。そうして踏みとどまってしまっているあなたの、あなたらしい人生の再出発を応援するのが、セーフティシェアハウスです。心身の傷を癒し、自分をメンテナンスし、仕事を探し、人との安全なつながりを取り戻す。そのための拠点です。
※シェアハウスは現在満室です。空室が生じたらWebサイト及び各SNSでご案内いたします。
セーフティシェアハウスって?
女性が家庭内暴力や貧困といった困難に直面したときに利用できるシェルター等の施設などの「逃げ込める場所」は公的にもあります。しかし、そうした公的機関は入所条件や規則が厳しく、また「ちょっと困っている程度」では助けられないしくみになっています。そうした制度の「隙間」で戸惑い、苦しんでいる人たちは「このくらいなら我慢できる」と困難な状況に身を置き続け、だんだんと力が削がれてしまいます。そんな女性たち、親子たちが入居できるシェアハウスです。10代女性の緊急避難も受け付けています。
誰が利用できるの?
入居いただけるのは下記の条件に合う方です
1)15歳以上の女性又は親子(男の子のお子さんがいる方については、お子さんが小学生までの利用に限らせていただきます)
2)身の回りのことがご自身でできる方
3)家や庭の管理にご協力いただける方
4)共同生活のルールやマナーをお守りいただける方
5)入居の規定をお守りいただける方
6)ご自身の心身の健康をご自身でマネジメントできる方
親権者の同意が得られない未成年の方については、警察等司法・児童福祉関係機関との連携が必要となります。また、他入居者の、そして何よりあなた自身の安全のため、命に危機が及ぶようなケースや健康状態に大きな懸念がある場合は入居をお断りし、行政機関を通じての保護や警察への相談、医療機関の利用をお勧めしております。
どんな生活になるの?
通常の入居(最長で1年)とショートステイ(最長で2週間程度)の2通りの利用方法があります。ショートステイはご自身の心身のセルフケアのための一時的な休息、次の住まいまでのつなぎ、自立へのステップ等でご利用いただけます。ショートステイ利用は利用希望時点で福島県内にお住まいの方を対象としています。入居にあたっては面談(オンライン・電話可)でご事情等をお伺いし、現在どちらかの機関でサポートを受けている場合は連携いたします。私たちでは安全なご支援が難しいと判断した場合は入居をお断りすることもあります。ご了承ください。
入居中の生活は、基本的に自由です。外部との連絡に制限はありません。お仕事をされる方も、ゆっくり休養される方も、学校へ行く方もいます。立地的に自家用車や自転車がないと買い物などに困難が生じるかと思います(自転車は共有のものがあります。本数は少ないですがバスはあります)。自家用車をお持ちでない方は、週2回程度スタッフによる買い物や通院、各種手続きへの送迎・同行サポートが受けられます。
世話人や管理人は常駐していません。身の回りのことは全てご自身で行っていただきます。また、庭や家の手入れも入居者さんたちで分担して行っていただいています。
部屋はひとり・1世帯1部屋の個室です。家具は簡単な収納とベッド等があります。それ以外の持ち込みは可能です。キッチン、お茶の間、バス・トイレは共用です。
料金はどのくらいかかるの?
家賃は無料です。水光熱費と共有品代、Wi-Fi使用料を人数割・利用日数割して毎月請求いたします。小学生以上は1人換算、1歳〜未就学児は0.5人換算、1歳未満は無料です。冬場は灯油代が発生するため金額が上がります。目安は春〜秋は月額1名あたり10000円〜15000円、冬季は18000円〜25000円です。
お支払いが困難な方は、基金によって建て替えが可能です。基金は国際企業(株)リニミストリート様からの助成金をベースに支援者様からいただいたご寄付の一部によって運営され、利用料の支払いが困難な方をサポートいたします。利用料がご不安な方は遠慮なくお問い合わせください。
短期間の利用、体験利用も可能です。空室の状況については、お問い合わせフォームからお問い合わせください(満室につき入居をお断りする場合もあります)。入居規定につきましては別途ご案内いたします。